初めての山歩きでは、装備やコース選びと同じくらい「マナー」について迷うことが多いものです。知らずにマナー違反をしてしまい、せっかくの楽しい登山で気まずい思いをするのは避けたいですよね。
この記事では、初心者がまず最初に覚えておくべき5つの鉄則を厳選して解説します。これだけ知っておけば、もう山は怖くありません
登り優先のルール
狭い山道ですれ違う時は、基本的に「登ってくる人」が優先です。下りの人が足を止めて、山側に避けて道を譲ります。

理由
登りの人はペースを維持して歩きたいため(止まると再始動が大変)。また、下りの人は勢いがついていて転倒しやすいため、一度止まった方が安全だからです。
例外
崖っぷちなど危険な場所では、安全に待てるスペースがある方が譲りましょう(臨機応変に)。
登山でのあいさつはうざい?

山ではすれ違う人とあいさつを交わすのがなんとなくルールになっています。登山でのあいさつがうざい、面倒に思う人が多いと思いますが、道を譲りあう際にあいさつやお礼を交わすと気持ちが良いものです。
お互いの気持ち良さはもちろんですが、
「もしもの時の目撃情報」になるという安全上の意味もあります(顔や服装をなんとなく覚えるため)
無理に大声を出す必要はありません。笑顔で会釈するだけでもOKです。
実際にある山あるきの際、下山してくる女性に「チェックのシャツを着た男性見かけませんでしたか?」と尋ねられた事がありました。その時は登山者も多く記憶できてなかったのですが、それ以降すれ違う人をなんとなく気にするようになりました。
ゴミは100%持ち帰る
自分が出したゴミは、飴の包み紙ひとつでも必ず持ち帰ります。
食べ物を放置すると野生動物が味をしめてしまい、目当てに人に近づいてくる恐れがあります。また、土壌が汚染されるのを防ぐためです。
頂上でカップラーメンを食べたり、コーヒーを飲むのも山あるきの醍醐味ですが、残った汁を流したりするのも厳禁です。
必ず、食べきれる飲み切れる量を持参しましょう。
ジップロックなどの密閉袋を「ゴミ袋」として持参すると、水気や匂いが漏れずに便利です。

山のものは持ち帰らない

落ちている石や枯れ木であっても、そこには昆虫や微生物が住んでいます。それらを持ち去ることは、小さな生物たちの住処を奪うことになります。
登山部出身の山あるき上級者の人にいつも言われるのが「木の根っこをなるべく踏まないように歩こう」です。どうしても踏まなければ進めない時以外はよけて歩いています。
きれいな花が咲いていても見るだけにします。自然環境と生態系の保護のために、花や石などを記念に持ち帰るのはやめましょう。
美しい自然をそのままの姿で守るため「とっていいのは写真だけ、残していいのは思い出だけ」の精神で楽しく山あるきを続けたいですね。
道をふさがない
休憩したり、立ち止まって地図を見たり写真を撮ったりする時は、道の端に寄ります。
道の真ん中で止まると、他の登山者の通行の妨げになり、接触や転落事故につながる恐れがあるからです。ザックを下ろして休む時は、少し広くなっているスペースを見つけましょう。
登山道にはベンチや休憩スペースがある山も多いので活用しましょう。
次の登山者が来た時は譲り合うのもマナーの1つです。

山あるきのマナーまとめ
山あるきのマナーは気持ちよく安全に心がければ自然に守れるものです。あくまで山にお邪魔しているという気持ちがあれば大丈夫。
他の山や海など自然のアクティビティを経験した際に、マナーの悪さを目の当たりにすることも多々ありましたが、山あるきであまりにひどい経験をしたことはありません。
マナーを気にしてくれるような人達が多いから気持ちよく安全に山あるきができるのでしょう。

